英語の部屋 

★個性を大切にする児童英語講師★

Santa Claus's reindeer 

おはようございます!

市川 華衣です。

クリスマスイヴの朝ですね。

当別町は風のない静かな朝です。

大人になってもやはりChristmasは気持ちが’ふわふわ’と楽しい気持ちになります。

そして、大人になっても絵本が大好き!

ということでChristmasにちなんだ大好きな英語の絵本2冊をご紹介します。

 

一冊目は「Who Will Guide My Sleigh Tonight? 」

皆さんはトナカイが何故、サンタクロースのそりを引くようなったのか・・?

知っていますか?

実はサンタクロースがあれやこれや試行錯誤しながら、色々な動物達で試した結果、トナカイが適任だと判明したのです!・・・というお話です。(笑)

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日本語版は出版されていません。

サンタクロースが試した動物達がこちら。

        ☟

tigersサンタクロース食べられそうになる

mice小さすぎ

penguinsサンタクロースに飛ぶ指導を受けるも上手く飛べない

dolphinsサンタクロース海にダイブさせられそうになる

giraffes電線に絡まる

skunksく・さ・い

kangaroos跳ね過ぎて・・

turtles遅すぎ

cheetahs早すぎ

snakesサンタクロース個人的に嫌い

rhinoceroses破壊力が・・

bunniesイースター用だからダメと奥様に叱られる

monkeysイタズラがすぎる

 

そもそも試す前から分かりそうではありますが・・

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プレゼントも一緒にジャンプ!

お話も楽しいですが、絵も面白くて可愛いのです。

最終的にreindeer! (トナカイだ!)と喜ぶサンタクロースですが、

来年はまた別の動物を試す模様・・

butterflies 

どうなるのでしょうか?(笑) 

 

2冊目は「Where's Prancer?」

 

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表紙の汚れが目立ちますが・・

こちらもトナカイのお話です ^^) 

行方不明になってしまった1頭のトナカイを探しに行くのですが、

そもそもサンタクロースのそりを引くトナカイの数は何頭でしょう?

 

8頭です。

そしてこの8頭にはそれぞれ名前があります。英語圏の人達はたいていその名前を知っています。私は、数年前にこの絵本に出会うまで知りませんでした・・

1823年、今から190年以上前にアメリカの神学校の先生Clement C. Moore.(クレメント・クラーク・ムーア)が書いた詩の中にその事が書かれていたのです。

この一遍の詩は新聞に掲載され、やがてはたくさんの絵本画家が挿絵を描き、数多くの

絵本が出版されてきました。ここでは詳しく紹介しませんが絵本の題名は、

「The Night Before Christmas」(邦題:クリスマスのまえのばん)

 写真はないのですが、機会あれば是非こちらの絵本も読んでみて下さい。

 

さてさて、話題はトナカイの名前でしたね。それはこちら。

         ☟

Dasher(ダッシャー)

Dancer(ダンサー)

Prancer(プランサー)

Vixen(ヴィクセン)

Comet(コメット)

Cupid(キューピッッド)

Donner(ドナー)

Blitzen(ブリッツェン)

 

クリスマスの夜にプレゼントを配り終え、トナカイ達と共にお家に帰ってきた

サンタクロース。

すると、トナカイのPrancer(プランサー)が居ないことに気づきます。

トナカイ達によると最後にプランサーを見たのはPhiladelPhiaフィラデルフィア)との事。サンタクロースはトナカイ達と共にThe City of Brotherly Love( 友愛の街=フィラデルフィアはこのようにも呼ばれます)へプランサーを探しに行くのです。

トナカイ達は街を歩き回りますが、会うのは犬や猫。ガラスに映る自分を見て、プランサーだ!と勘違いしたり・・

一体なぜプランサーは居なくなってしまったのでしょう。

最終的にプランサーを見つけたサンタクロースが理由を聞くと、

 

「人々がどういう風にクリスマスの朝を迎えるのか見てみたかったの。

毎年それを見届けずに、プレゼントを置いてすぐに帰ってしまうから。」 

とプランサー。

 

毎回、このシーンは「そうだよねぇ~」とほんわかした気持ちになります。

じゃあ、皆で少し見てみよう!と人々の幸せそうな顔を見て、再びお家に戻っていくのです。

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8頭揃って、ニンジン食べてます。

 

サンタクロースのトナカイあれこれ

【メス?オス?】

8頭のトナカイのうち、ダンサー・プランサー・ヴィクセンはメスのトナカイと言われています。

が、8頭すべてメスなのでは?という説もあります。

そのポイントは角!

トナカイはメスもオスも角が生えます(シカはオスのみ)が、角の生え変わりの時期が違います。

メス・・5~6月の出産後、春~夏にかけて落角

オス・・9~10月の繁殖期後、秋~冬にかけて落角

そう、クリスマスの時期にオスのトナカイは角が無いのですね。

角は強さの象徴。冬は子供に餌を与える為、メスは縄張り争いに負けるわけにはいかないのです。オスに餌を取られない為に角を持つのですね。

 

とはいえ、物語の中ではそこまで突き詰めてないとは思います。

だって、トナカイが空を飛んでいるのですから。 ^^) 

 

【赤鼻のトナカイさんは?】

誰もが口遊める有名なクリスマスソング!真っ赤なおっ鼻の~🎵

トナカイさん=ルドルフ君(Rudolph)

は、先にご紹介した8頭の中に居ませんね・・。

 

赤鼻のトナカイの原題は「Rudolph the Red-Nosed Reindeer」。

元々は、1939年にRobert L. May(ロバート・ルイス・メイ)というアメリカ人男性が、

4歳の娘の為に書いたお話。

ひどく内気であった自身の子供時代に重ねて書いたそうです。尚、作者はこの同年に奥様をご病気で亡くされています。

 

赤鼻のトナカイ=ルドルフ君は1823年に8頭のトナカイが登場してから、100年以上後に登場した、9頭目の新入りトナカイだったのですね。

まだ子供のトナカイだとも言われています。

そりを引くポジションはもちろん先頭。真っ赤なお鼻をキラキラさせて。

今夜も夜空を駆け巡るのでしょう。

 

皆さんも素敵な一日をお過ごし下さい。

Merry Christmas!