1対1レッスン
こんにちは。
市川華衣です。
小学生の英語レッスンというと、グループレッスンのイメージがあるかと思います。
実際に子供達にとっては共に学ぶ(遊ぶ)仲間がいる事は励みになるし、先生側に
とっても出来るアクティビティーが増えたり、子供達の発言が活発になったりと良い事
が沢山あると感じます。
私の教室「英語の部屋」は小規模なので、お休みの生徒さんがいると
1対1のレッスンになる事もあります。
1対1・・はたして子供達にとっては退屈なのでしょうか?
先日の小学2年生Yちゃんとのレッスンもそうでした。
そして読む・書く・話す(言ってみる)で、笑いありのあっという間の一時間でした。
これは私の進め方が上手いからではありません。
BBカードの力です。
●子供が今現在蓄積している語感に対し、一歩先のレベルに触れる事ができる。
●先生側が‘教える‘という下心を取り去り、一緒に‘遊ぶ’こと。
この二つが重なると、1対1だろうが楽しい化学反応がおきます。
この先生の下心(笑)に対し、BBカードレッスンでは子供達の反応は非常にストレート。
今日はこれを覚えさせたい!とでも意気込んで向かえば、子供達から笑顔は消え
シラ~ッとした空気に包まれます。
先日の小学2年生Yちゃんとのレッスンはこんな感じ。
【絵本「Kipper’s Balloon」(Oxford Reading Treeより)】
まず絵を見て、気づいた事についてお話し。 ※日本語です。
次に私が読んだ後に、リピート読みをします。
このシリーズの本はレベル2辺りからBBカードセンテンスとリンクする文章が
出てきます。
今回は最初のページの文章が「Mum and Dad went shopping」だったので
私:あれ、なんか聞いた事があるような文だねぇ。
Yちゃん:あっ!Ship and Sheep went shopping.だ。
私:そうだねぇ。で、MumとDadがなにしたんだって??
Yちゃん:Shopping!おかいもの行った.
などのやりとりも楽しめます。
【ワークブックで単語の書き取り(Time for Spelling)】
基本は音と文字の関係を気付いてもらう為のワークブック。
この日はb□□k→kn□□□ のように文字を埋める
Word Chain Gameだったので、絵をヒントにBOOK!ナイフ!と
予測した後、じゃ調べてみよう!と日英辞書で探し単語10個埋めました。
【BBカード】
ゲーム① 代名詞の導入
既に何回か行っているので、絵カードのどれがshe/he/They 等かはなんとなく分かって
はいますが、文法としての規則性はまだ気づいてないのです。
いずれ来る、気付く=解る時が楽しみですね。
??Sheは女性、Heは男性と言ってしまえば早いのでは?
という声が聞こえてきそうですが(^^
大人の方に対してならばともかく、吸収する力の強い子供達に
1+1=2 答えは2だよと、そんな風には言いません。「言葉」なのですから。
そのかわり、時間をおいて何回も同じようにゲームで触れてもらい、
自分の力で気付いてもらいたいのです。
ゲーム自体は最後まで勝敗読めず、勝った時は歓喜。(笑)
ゲーム② 代名詞・第2文型・新しい単語(場所)の導入
ビンゴゲームの形をとりながら、zoo, restaurantなどの単語にも触れていきます。
基本のセンテンスを代名詞に変え、`~にいる` という形に一緒に言い換えしてみます。
想像が広がり時に面白いお話ができあがります。これをさらに英語で言ってみる。
BBカードの醍醐味です。
ゲーム③ センテンスの定着
一回でも多くセンテンスを声に出してもらう為、シンプルな勝ち負けゲーム。
こんな感じの一時間。
例えば今月中に代名詞を定着させ来月は別の項目へといった、積み上げ式アプローチではないBBカード。BBカード無しで、今回の1対1レッスンの様な内容を私は再現できるのか。ちょっと想像できないです。
それではまた!